みなさんこんにちは。
臨床家のたまご、SAKANAです。
前回、臨床心理士試験の合格についてご報告をしていました。
臨床心理士試験の結果が出たことから、試験当時のことについて少しずつご報告していきたいと思います。
順番に更新できたらいいのですが、まずは記憶が新しい方から……
この記事では以下のことについてご報告します。
- 臨床心理士2次試験の日時と会場について
- 会場の下見のポイント
- 面接試験当日の流れ
- 反省点
なお、面接内容の振り返りについては後日更新します。
臨床心理士2次試験の概要
2021年度の臨床心理士試験(以下、面接試験)は以下の日程で行われました。
- 日時:2021年11月13日(土)・14日(日)・15(月)のうちいずれか
- 会場:東京国際フォーラムガラス棟4F(東京都千代田区丸の内)
面接が実施される期間は3日間用意されており、その中から1人1人時間を指定されます。
面接開始より20分ほど前に集合時間が決められており、待合室にて面接時の注意事項を聞きます。
面接時間はおよそ10分ほどです。
自分が何時に集合し、どこの面接室へ向かえばいいのか?非常にソワソワするところですが、こうした2次試験の案内は、1次試験の合否通知と一緒に同封されています。
結論から申し上げると、面接開始が何分から開始されるかよりも、何時何分にどこへ集合すればいいのかがとても大事だと感じました。そのために、入り口から集合場所までのルートを事前に確認し、実際に歩いてみることを強くお勧めします。私はここで大きなヘマをやらかしましたので、自戒の意味を込めて後述したいと思います。
なお、余談ですが東京国際フォーラムは先日放送された紅白歌合戦で、けん玉世界記録にチャレンジされていた会場です。ガラス張りが美しく、面接試験で緊張していなければもっと芸術美を楽しめていたのでちょっと残念です。1Fでは相田みつを美術館が開催されていました。こちらは実際に足を運んでみましたので、別記事でご報告したいと思います。
面接試験前日〜会場の下見について〜
私は面接試験の前日午後から東京入りしました。
会場から徒歩10分圏内のホテルにチェックインして、会場の下見を行いました。
実際に宿泊したホテルは『京王プレッソイン東京駅八重洲』です。
こちらのホテルの魅力は①東京駅そばでアクセスがいいこと、②試験会場が近いこと、②11時チェックアウトでゆっくりできることです。
午後2時台に面接予定でしたので、私のように午後から面接予定で、朝はホテルでゆっくりしたい方にお勧めです。
さて、私の場合ホテルをチェックアウトしてからの面接という流れでしたので、持参した荷物をロッカーへ預ける必要がありました。実際には荷物を持って面接に向かうことができますが、荷物が多くまごつくのが嫌だったので、事前に預けることにしました。
ホテルから会場までの道のりは、実際に10分前後で到着。
普段、めったに東京には来ないので、街並みがどれも同じに見えて、ビルの大きさに圧倒され、眺めている間に首が痛くなりました(笑)。
JR有楽町駅側の入り口から会場に入ると、目の前に4Fへ続く長いスロープがあります。
リンク先の地図でいうと、4FフロアマップのG410からG401の距離を、長い坂道でゆっくり上って行く感じです(伝わるかな?)。
スロープを登りきったところに、集合場所である控え室がありました。スロープは、ガラス棟の端から端までゆるく、長く設置してあります。登り切るまでに5分ほどかかり、軽く息切れをする程度でした。
当日は入り口からスロープを上って控え室へ行くことに決め、1Fのコインロッカーの場所を確認。
タクシーは有楽町駅方面へ出ると、すぐに発見したので、入り口付近で拾うことにしました。
面接試験当日〜チェックアウトから面接まで〜
朝11時にホテルチェックアウト後、下見していたロッカーへ荷物を預け、館内を散策。
面接時間は14時台だったので、約3時間待たなくてはなりませんでした。
ガラス棟1Fでは相田みつを美術館が開催されており、書道や詩など言葉に触れるのが好きだったので、面接時間までこちらにお世話になることにしました。
ところが、集合時間30分前になり、エレベーターを発見。
前日の下見ではスロープを登って向かう予定でしたが、他の受験者の方がエレベーターで向かっているのを見て、私もそれに従うことにしました。
ここが、最大のミスです。
前日の下見(スロープ)とは異なるルートを選んだことで、私はどえらい後悔をすることになります。
会場には集合時間より早く来ないように注意書きされていたこともあり、集合時間より15分ほど前からエレベーターそばに待機。時間ギリギリのタイミングを待って試験会場のフロア(4F)へ上がることにしました。
噂にきいていた、大学院の同級生との再会もあり、気持ちは完全にリラックスモード。
時間きっかりのタイミングで、エレベーターへ。
私の他に、受験生5名ほどが乗っていました。
ところが、ここで予想外の展開が起きます。
エレベーターを降りると、複数名の誘導係の方から声かけがありました。
「急いでください!!急いで!!!!」
突然の全力疾走に頭の中はパニックです。
会場に着くと、すでに面接の説明が始まっていました。
頭の中が真っ白になり、説明がほとんど入ってきません。
室内に掲示されていた面接時の注意事項も、読めませんでした。
そして、息切れが治らないまま名前を呼ばれ、面接会場への誘導が始まりました。
会場へ移動中、頭に浮かんだのは
……落ちた。
ただそれだけでした。
それもそのはず。スロープは登りきった場所の目の前が集合場所でしたが、エレベーター乗り場からはさらに歩く必要があったのです。
あれだけ念入りに下見したのに。会場にも3時間前に到着していたのに。
爪が甘いのと、計画性のなさが招いた痛恨のミスでした。
臨床心理士2次試験を振り返って〜教訓〜
今回の件の反省点は次の通りです。
- 前日の下見を無視して試験直前でルート変更をしてしまったこと
- 実際にエレベーターを使って集合場所へ行ってみなかったこと
- 控え室の前で集合時間を待たなかったこと
私はかなりレアケースだと思いますので、みなさんはきっと大丈夫だと思いますが……私のようなことは、絶対に真似しないでください。
冒頭にも書きましたが、何時何分にどこへ集合すればいいのか。そのために、入り口から集合場所までのルートを事前に確認し、実際に歩いてみることを強くお勧めします。
集合時間1〜2分前までに控え室に到着すること。そのために、集合時間の遅くとも5分前にはエレベーターに乗りましょう!
集合時刻まで控え室に入室できなくても、控え室の前で集合時間を迎えられるように、早め早めの行動を心がけましょう。
なーんだ。集合時間に遅れても試験受かるんじゃん!
なんてことは絶対に思わないでください。私は今回の件で、普段から時間ギリギリに行動する癖があることを振り返り、猛省しました。結局、習慣化していることは、大切な場面で大きな過ちとして自分の身に降りかかることになるのです。
これは、もしかすると面接の内容よりも、大きな教訓だったかもしれません。
これは心理士として以前に、人として信頼される上で当たり前のことです。その“当たり前”ができていなかった。未熟さゆえの大失態だと思っています。
こうして文字にして振り返ると、心にグサグサ刺さりますが、私のようなヘマを繰り返されないよう、自戒を込めてお伝えしました。
皆さんの合格をこころよりお祈りしております。
SAKANA
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